ミュステリオン(読み)みゅすてりおん

世界大百科事典(旧版)内のミュステリオンの言及

【サクラメント】より

…キリスト教の基本用語の一つ。聖書ギリシア語のミュステリオンmystērionということばがラテン語に訳されたとき,そのままラテン書きにされてミュステリウムmysteriumとされる場合もあったが,一方儀礼用語として軍隊でも使われ,法的誓約の意味を含むラテン語のサクラメントゥムsacramentumもテルトゥリアヌス(225ころ没)のころからミュステリオンの訳語として用いられ,これが後に神学用語として欧米諸語の語源となった。日本では,キリスト教でも教会によって秘跡(カトリック),礼典,聖礼典(プロテスタント),聖奠(てん)(聖公会),機密(ハリストス正教会)などとさまざまに訳されている。…

【密儀】より

…一般に,信徒以外には秘密とされている宗教儀礼をいう。ギリシア語ではミュステリオンmystērionで,〈(目や口を)閉ざす〉という意味のmyeinに由来する。特に古代ギリシア・ローマにおいては多くの宗教が,このような秘密の儀礼の執行を特徴としていた。…

※「ミュステリオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む