世界大百科事典(旧版)内のミンコフスキー時空の言及
【時空】より
…これは,時間も空間座標と対等な資格しかもたないことを意味する。 このような事情を数学的に明らかにするために,H.ミンコフスキーによってミンコフスキー空間(ミンコフスキー時空)というものが考えられた。これはふつうの三次元の空間のほかに,時間を第4番目の座標としてもつ四次元擬ユークリッド空間であり,これが時空のもっとも簡単な表現である。…
【相対性理論】より
…むしろ両者を統一した時間・空間,または略して時空こそが物理的記述の枠組となるべきである。この考え方はH.ミンコフスキーによって数学的に整備され,四次元ミンコフスキー時空という,擬ユークリッド空間の概念を生み出した。 前に,ニュートンの力学に関するガリレイの相対性について述べたが,これはアインシュタインの特殊相対性原理に昇格される。…
※「ミンコフスキー時空」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」