ムカーティラ(読み)むかーてぃら

世界大百科事典(旧版)内のムカーティラの言及

【リズク】より

…コーランでは,〈生命を支える栄養物〉〈神から授けられた食糧〉の意味に用いられる。イスラム史の用語としては,640年からアッバース朝カリフ,マームーンの時代まで,アラブ戦士(ムカーティラ)にアターとともに支給された食糧品を意味し,その後は軍人・官吏に支給された俸給を意味した。アラブ戦士の場合,アターを戦士自身の本俸とすれば,リズクは扶養家族のための手当であり,戦士と家族の名がディーワーンに登録され,家族数に応じて大麦,小麦などの食糧品が現物で支給された。…

※「ムカーティラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android