世界大百科事典(旧版)内のムジークフェライン・ザールの言及
【演奏会場】より
…日本の場合は,伝統音楽の演奏はごく近年に至るまで料亭の大広間,個人の邸宅,寄席などで行われてきている。欧米ではその後,音楽自体の変化とともに,しだいに各地に大規模な演奏会場が作られるようになり,19世紀後半から末にかけて,ウィーンのムジークフェライン・ザール(1870),アムステルダムのコンセルトヘボウ(1888),ボストンのシンフォニー・ホール(1900)など,現在に残る名ホールが誕生した。第2次世界大戦後は,音楽人口の増大,楽曲の複雑化からくる要求,音響技術の進歩などの諸条件を総合して大型の演奏会場が建造されている。…
※「ムジークフェライン・ザール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」