世界大百科事典(旧版)内のムードン天体物理天文台の言及
【天文台】より
…18世紀に入ると,パリ天文台の観測家たち,例えばN.L.deラカイユは南アフリカへ赴いて南天星の組織的研究を行い,C.メシエは星雲,星団,銀河103個を含むメシエ星表を発表して,恒星・銀河天文学の歴史を開いている。19世紀後半の1876年には,パリ郊外にムードン天体物理天文台を建設し,口径1mの反射,83cmの屈折両望遠鏡や太陽観測装置を備えて新しい活動を開始した。また同じくパリ天文台に付属するナンセー電波観測所には,幅300m,高さ35mの半固定式アンテナや10mと3mのパラボラ18台からなる干渉計があって,フランスの電波観測の中心となっている。…
※「ムードン天体物理天文台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」