世界大百科事典(旧版)内のメキシコ労働者連合の言及
【ロンバルド・トレダノ】より
…中産階級の家庭に生まれ,大学在学中に労働者教育に携わって以来,労働運動に身を投ずる。世界恐慌以後頭角を現し,プロレタリア防衛全国委員会(1935),メキシコ労働者連合(1936)を結成し,カルデナスの改革政治を積極的に支援した。その支援は,メキシコがいまだ半植民地,半封建制で低迷しており,プロレタリア革命よりもまず民族解放が必要であり,したがって1910年革命に始まるブルジョア民主主義革命の完遂こそ当面の課題だとする〈段階革命論〉に基づくものであった。…
※「メキシコ労働者連合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」