世界大百科事典(旧版)内のメタセルカリアの言及
【カンキュウチュウ(肝吸虫)】より
…成虫の虫体は柳葉状で,体長10~25mm,体幅3~5mm,樹枝状に分岐した精巣が腹吸盤の後方に存在する。第1中間宿主はマメタニシ,第2中間宿主はコイ,フナ,モツゴなどの淡水魚で,これらに寄生した幼虫のメタセルカリアを経口摂取することによって感染する。メタセルカリアは小腸上部で脱囊し,胆汁の流れを求めて総胆管にはいり,さらに肝内胆管に侵入して感染後23~26日で成虫となり,産卵を開始する。…
※「メタセルカリア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」