世界大百科事典(旧版)内のメタ正義論の言及
【法哲学】より
… 現代倫理学の分類用語を用いるならば,行為レベルおよび制度レベルの正義論はともに〈規範的〉正義論に,そして基準レベルの正義論は〈メタ〉正義論に,それぞれ帰属する。メタ正義論の最も基本的な問題は,ある行為または制度(または制度複合体としての体制)の〈正しさ〉のための客観的な基準があるか否か,という問題である。この問題に関しては,〈客観的な基準が存在する〉と説く客観説と,〈そのような基準はない〉と主張する主観説とが対立する。…
※「メタ正義論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」