モカンボ(読み)もかんぼ

世界大百科事典(旧版)内のモカンボの言及

【キロンボ】より

…1570年以降,黒人奴隷の輸入増大に伴ってブラジル北部のバイア,ペルナンブコ地方に拡大し,18世紀にはサン・パウロ,ミナス・ジェライス地方へと広まり,1888年の奴隷解放にいたるまでブラジル各地に存在した。なおキロンボは17世紀初めまではモカンボmocamboと呼ばれた。キロンボは密林地帯や山間僻地に矢来と堀で防備を固めた50軒ないし数千軒から成る閉鎖的な集落で,農耕・狩猟・漁労に従事するかたわら,白人居住地やプランテーションを襲撃し,武器,衣類,道具類,女性を確保した。…

※「モカンボ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android