世界大百科事典(旧版)内のモーラ音素の言及
【音節】より
…日本語で音節(拍)を形成するものにV,CV,CSV,Mの四つのタイプがある。Mはモーラ音素と呼ばれ促音音素//と撥音音素//を含む。例えば,オンセーガク[onseːakɯ]/seegaku/は,V・M・CV・V・CV・CVであるから6拍に数えられる。…
【日本語】より
…したがって,例えば〈ヒャッカジテン〉[çjakkadʒite]/hjakazite/はCjV‐‐CV‐CV‐CV‐と分析され,6拍の語と見なされる。なお//(撥音)と//(促音)は,発音の面でCVと同じ程度の時間的長さを要するので,子音でありながら1拍に数えられ,〈モーラ音素〉と呼ばれる。このように拍の数に比例して発音の時間が長くなるわけで,よって日本語は,モーラ単位で数えられる言語とされている。…
※「モーラ音素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」