世界大百科事典(旧版)内のモールトン,F.R.の言及
【太陽系】より
…もう一つの困難は,最初の星雲から収縮に収縮を続けた星雲本体,つまり太陽の自転は,その質量に似合う程度に現在よりずっと高速でなければならないという点である。この角運動量の重要性は61年にバビネJ.Babinetが指摘し,太陽系における角運動量分布の特殊性は,84年フーシェM.Fouchéにより,1900年モールトンF.R.Moultonによって強調されて以来有名になり,以下の遭遇説が世に出るきっかけとなった。 遭遇説の中の微惑星説はチェンバレンT.C.Chamberlinとモールトンが1900年に提唱し,潮汐説はJ.H.ジーンズとジェフリーズH.Jeffreysが17年に提唱したものであるが,両者はよく似ている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」