世界大百科事典(旧版)内のヤマクロヤマアリの言及
【クロヤマアリ】より
…人家の周辺でもふつうに見られ,北海道から九州にまで分布し,国外ではシベリア東部,サハリン,中国,朝鮮半島および台湾の山地にも生息する。本州の中部では海岸地帯から山地にまで分布し,標高1500m付近でヤマクロヤマアリF.lemaniと入れかわるが,両種の分布境界は非常にはっきりしている場合が多く,動物の垂直分布の境界がもっとも明りょうなものの一例である。おもに昼間活動し,小動物を巣にもち帰るほか,アブラムシの排出液や花のみつを集める。…
※「ヤマクロヤマアリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」