ヤリヌメリ(読み)やりぬめり(その他表記)spear dragonet

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤリヌメリ」の意味・わかりやすい解説

ヤリヌメリ
やりぬめり / 槍粘
spear dragonet
[学] Repomucenus huguenini

硬骨魚綱スズキ目ネズッポ科に属する海水魚。日本列島、東シナ海の各沿岸に分布する。体長18センチメートル余りになる。前鰓蓋骨棘(ぜんさいがいこつきょく)はまっすぐである。雄は背びれの1番目から3番目までの、雌は2番目までの棘(とげ)が糸状に長く伸びる。しかし、10センチメートル余りの雌の背びれの棘はどれも伸びない。水深20~80メートル前後の外湾の砂泥底にすむ。採集したときに独特のにおいを出すので、すぐにそれとわかる。

[中坊徹次]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む