世界大百科事典(旧版)内のヤング&ルビカムの言及
【広告】より
…またスペースの売買だけではなく,69年フィラデルフィアに開業したN.W.エイヤー・アンド・サン社N.W.Ayer and Sonにより,広告の制作や市場調査,広告キャンペーンの業務などが始められたが,93年アメリカ新聞協会の広告代理業への手数料の承認宣言によって,手数料の契約制が確立し,近代化の基盤が形成された。第2次世界大戦後の1950年代から広告主の多様な要請にこたえるため,広告業務の科学化,多角化がおし進められ,J.W.トンプソン社J.Walter Thompson,ヤング&ルビカム社Young & Rubicam,マッキャン・エリクソン社McCan Ericksonなどの主要代理業は,広告業務の枠を拡大し,PRやSP(セールス・プロモーション)など業務も多様化して,マーケティング・エージェンシーへの道を歩むとともに,市場を海外へ求める国際化への脱皮も図られている。 日本の広告業の誕生は日本の新聞勃興期とほぼ同じ時期であり,1873年内外用達会社が創立され,その業務の一環として広告取次などを行ったのが始まりといわれる。…
※「ヤング&ルビカム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」