世界大百科事典(旧版)内のヤーダバ族の言及
【クリシュナ】より
…ビシュヌ神の化身(アバターラavatāra)の一人で,ラーマ王子とともにインドの民衆にこよなく愛され続けてきた英雄神である。クリシュナは前7世紀以前に実在した人物であるとみなされ,遊牧に従事していたヤーダバ族Yādavaの一部ブリシュニ族に生まれたという。バーラタ(バラタ)族の大戦争に参加しパーンダバ軍を助けたことは,大叙事詩《マハーバーラタ》,およびその一部であるヒンドゥー教の代表的聖典《バガバッドギーター》によってうかがい知ることができる。…
※「ヤーダバ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」