世界大百科事典(旧版)内のヤーダバの言及
【ビシュヌ派】より
…この派の成立をめぐる歴史的経過は相当に複雑であるが,おおよそ次のように考えられている。元来クリシュナはバラモン教の外で,北インドの遊牧の民ヤーダバ族が崇拝する尚武の戦略家,英雄であり,母の名をデーバキーといった。このクリシュナ崇拝に,別の一族であるブリシュニ族がもっていたバースデーバ崇拝が混交され,さらに,アビーラ族が伝える牧主(ゴーパーラGopāla)の宗教が統合され,強大な一宗派が形成された。…
※「ヤーダバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」