世界大百科事典(旧版)内のゆらぎ仮説の言及
【RNA】より
…コドンの3塩基とアンチコドンの3塩基とのワトソン=クリック型の相補的な対合がこの解読の主役となる。正確には,コドンの3番目の塩基では,アンチコドンの塩基とややルーズな対合(wobble pairing,例えばGとUの対合)が許されるという複雑さ(ゆらぎ仮説)も存在する。リボソームには2分子のtRNAが結合し,mRNAのコドンの配列に従って,運んできたアミノ酸を順に新生ペプチド鎖へ引き渡す。…
※「ゆらぎ仮説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」