ユングナー電池(読み)ユングナーデンチ

世界大百科事典(旧版)内のユングナー電池の言及

【アルカリ蓄電池】より

… これらのうちで最も広く用いられているのはニッケル‐カドミウム電池であり,通常アルカリ蓄電池といえばこの電池を指す。これはさらに電極のつくり方の違いにより,ユングナー電池と焼結式電池に分類される。ユングナー電池では,充電の末期には陽極より酸素,陰極より水素がそれぞれ発生するので,密閉するとガス圧が上昇し爆発の危険がある。…

【蓄電池】より

…鉛蓄電池が電解液に酸を用いているのに対し,電解液にアルカリを用いたものをアルカリ蓄電池という。ニッケル‐カドミウム電池は陽極活物質に酸化水酸化ニッケルNiO(OH),陰極活物質にカドミウムCdを用いたアルカリ蓄電池で,電極の製造法の違いにより,ユングナー電池と焼結式蓄電池に分けられる。陰極活物質としてCdの代りに鉄Feを用いたものがエジソン電池で,そのほか酸化銀‐亜鉛蓄電池,酸化銀‐カドミウム蓄電池,アルカリマンガン蓄電池などがある。…

【ニッケル‐カドミウム電池】より

…充放電の反応は,で,全反応は,である。 極板の形式からユングナー型(ユングナー電池)と焼結型(焼結式蓄電池)に分かれる。ユングナー型極板は,ニッケルめっきした孔あき鋼板製チューブまたはポケットに活物質を充てんし,加圧成形してつくられる。…

※「ユングナー電池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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