世界大百科事典(旧版)内のユーゴ・ザーパドの言及
【モスクワ】より
…政府の中枢的な機関はクレムリン,キタイ・ゴロドとその周辺に集中しており,その付近には古くからのホテル,デパート,さらにはボリショイ劇場をはじめとする文化的な施設が多い。1971年から始まった総合発展25ヵ年計画にもとづき,工場などの産業施設はなるべく市外に移転させるとともに,人口の急増に対応すべく南西部のユーゴ・ザーパドなど,かつての郊外の随所に大規模な住宅団地がつくられ,10階以上のアパート群の建設がすすんでいる。人口密度(約8700人/km2以上)はかならずしも低くはないが,住宅が完全に高層化していることもあって,市内にはゴーリキー公園やソコーリニキ公園などの公園や並木の緑が多く,都心をはずれると市域内にまだ自然のままの森が広がっている。…
※「ユーゴ・ザーパド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」