世界大百科事典(旧版)内のようじ箱の言及
【ようじ(楊枝∥楊子)】より
…〈小ようじ〉はクロモジなどで太針ほどの大きさに作ったもので,もっぱら歯の間にはさまったかす,あかを取り去るのに用い,現在,一般に,〈つまようじ〉といわれ,またその材料から〈くろもじ〉とも呼ばれている。これらのようじを入れる容器には,平安時代以来,キリの小箱が用いられ,これを〈ようじ箱〉といっている。また,ようじは懐紙の間にはさんで外出にも携えていったが,これには多く紙や布で作った小型の袋物の〈ようじ刺し〉が用いられた。…
※「ようじ箱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」