世界大百科事典(旧版)内のヨーロッパクロヤマナラシの言及
【ポプラ】より
…その結果,各国で乱伐に遭い,自生木の蓄積が激減してしまった。そこでとくに第2次大戦中の木材不足に悩まされたイタリアで,ヨーロッパクロヤマナラシP.nigra L.(英名black poplar)(イラスト),その変種で樹形がほうき状となるセイヨウハコヤナギvar.italica Koehne(英名Lombardy poplar)(イラスト)やアメリカクロヤマナラシP.deltoides Marsh.(英名cottonwood)(イラスト)などを使った交雑が行われ,多数の早生の品種すなわちイタリアポプラが作り出された。さらに戦後,より多くの種を用いた育種が世界各国で大々的に進められ,多くのいわゆる改良ポプラの品種が作られた。…
※「ヨーロッパクロヤマナラシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」