《ヨーロッパ社会再組織論》(読み)よーろっぱしゃかいさいそしきろん

世界大百科事典(旧版)内の《ヨーロッパ社会再組織論》の言及

【サン・シモン】より

…テルミドール反動後の総裁政期に文筆の道に入り,《ジュネーブ住人の手紙Lettres d’un habitant de Genève à ses contemporains》(1802)から《人間科学覚書Mémoire sur la science de l’homme》(1813)にかけて実証主義を唱え,社会の科学的研究としての〈社会生理学〉の樹立を企てた。王政復古になると現実的・実践的問題に没頭し,《ヨーロッパ社会再組織論Réorganisation de la société européenne》(1814)で今日的な国際連合の設立を説いた。彼の監修による共著《産業L’industrie,ou discussions politiques,morales et philosophiques》(1816‐18)では〈すべては産業によって,すべては産業のために〉という標語を掲げて,働く人びとの連合としての搾取なき産業体制社会の実現を力説した。…

※「《ヨーロッパ社会再組織論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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