世界大百科事典(旧版)内のライネ地溝の言及
【ドイツ】より
…中山山地は古生代末のバリスカン造山帯の中核地域に相当するが,当時の大山脈はすべて削剝されて地形としてはまったく残っておらず,現在の起伏は,アルプス造山運動に伴う構造運動(サクソニア変動)によって,いったん平坦化されていたものが地塊山地として分断されて生じた。したがって中山山地域には,断層運動でおちこんでシュワルツワルトとボージュ山地を分けたオーバーライン地溝,その北方への延長であるライネ地溝などをも包括している。また,構造運動に伴って火山活動も生じ,ヘッセン地方のフォーゲルスベルクVogelsbergは現在もその外形を残し,レーン山地,ライン片岩山地のウェスターワルトには玄武岩台地のなごりが山地の高所を占めている。…
※「ライネ地溝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」