世界大百科事典(旧版)内のライベンシュタイン,H.の言及
【独占】より
…すなわち,独占は供給制限によって価格を引き上げ,独占利潤(PmABPc)を獲得するとともに,ABCに相当する資源配分上のロスallocative lossが発生する。このロスは現実にはかなり小さいのではないかという疑問が提出されたが,1964年ライベンシュタインHarvey Leibenstein(1922‐ )により,競争状態から離れるほどコストの上昇をもたらすというX(エツクス)非効率X‐inefficiencyの概念が提示された。競争状態から隔離された独占的大企業では,経営者も労働者も最大効率追求の動機をもたず,組織効率が低下しがちである。…
※「ライベンシュタイン,H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」