世界大百科事典(旧版)内のラウス表の言及
【安定性】より
… 上述した代数方程式が二次の場合,二次方程式の根と係数の関係から,この根の実部が負になるためには,a1>0かつa2>0となることが必要にしてかつ十分である。次数nがもっと高い一般の場合,ラウスは係数の間でそれぞれn2回の乗除算と加減算を行って表(これをラウス表という)を作り,その左端の欄のri 0がすべて正であれば,すべての根は負の実部をもつことを示した。たとえば,n=3のとき,その条件はr1 0=a1>0,r2 0=a2-a3/a1>0,r3 0=a3>0となる。…
※「ラウス表」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」