世界大百科事典(旧版)内のラウール,F.M.の言及
【化学】より
…彼は,希薄溶液においては溶質分子は気体分子に似た挙動をすることを見いだし,これを〈浸透圧の法則〉にまとめた。希薄溶液に関しては,ラウールFrançois Marie Raoult(1830‐1901)は1886年〈ラウールの法則〉を発表した。この法則は分子量測定におおいに役立った。…
【ラウールの法則】より
…気‐液平衡現象の一つである蒸気圧降下に関する古典的法則で,1888年にフランスの物理化学者ラウールFrançois Marie Raoult(1830‐1901)が実験的に見いだした。それによると,不揮発性溶質Bを含む溶液中の溶媒Aの蒸気圧pA(溶液と平衡にある気相中の成分Aの分圧)と溶液の組成との間には次の関係が成立する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」