世界大百科事典(旧版)内のラクシュマナセーナの言及
【セーナ朝】より
…彼は四周の勢力を討ち,12世紀半ばまでにベンガルのほぼ全域に支配権を確立した。その後の半世紀間,この王朝のベンガル支配は続いたが,第5代のラクシュマナセーナ(在位1178‐1205ころ)の末年にムスリム(イスラム教徒)軍の侵入を受けて弱体化し,東ベンガルに拠った残存勢力も13世紀半ばに滅亡した。この王朝の諸王はいずれも学芸の愛好者として知られ,宮廷では,サンスクリットの抒情詩集《ギータゴービンダ(牛飼いの歌)》の作者ジャヤデーバをはじめ多数の詩人や学者が活躍した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」