世界大百科事典(旧版)内のラグラン卿の言及
【英雄神話】より
…このような英雄神話が発達したのは旧大陸の古代文明地域とその影響圏であって,ギリシアのオイディプス,テセウス,ペルセウス,ローマのロムルス,ゲルマンのジークフリート,ケルトのアーサー王,東北アフリカのシルック族のニイカング,ジャワのワトゥ・グヌング,高句麗の朱蒙,日本の素戔嗚尊(すさのおのみこと)や日本武尊(やまとたけるのみこと)などがその代表例である。ランクOtto Rank,ラグラン卿Lord Raglan,キャンベルJoseph Campbellなどが指摘したように,英雄神話の主人公の生涯は大幅に共通している。英雄は王と王妃の息子であるが,誕生前になされた予言のため,生まれると殺されそうになる。…
※「ラグラン卿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」