世界大百科事典(旧版)内のラテン教父の言及
【教父】より
…ただし東方正教会ではダマスクスのヨアンネス(749ころ没)を最後の教父としている。古代教会の教父はほとんどギリシア語を用いたので,〈ギリシア教父〉と呼び,他方,ラテン語を用いた西方教会の教父,キプリアヌス,ヒエロニムス,アウグスティヌスなどは〈ラテン教父〉と呼ばれる。 教父の重要性は,まず教義の形成に直接たずさわり,それによってキリスト教が世界宗教になる基盤を築いたという点に求められる。…
※「ラテン教父」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」