世界大百科事典(旧版)内のラファエリスクの言及
【アラベスク】より
…この古典古代の幻想的で華麗な文様はルネサンス期の美術にはむろんのこと,その発展様式ともいうべきバロック,ロココ時代の絵画,彫刻,工芸,庭園のデザインへと展開した。特にラファエロによるバチカンのロッジアのグロテスク装飾は,のちにラファエリスク(ラファエロ風)とも呼ばれた。一般にさまざまのモティーフを交えた古典系統の蔓草文様をアラベスクと総称し,イスラムの文様を主とするアラビア風文様は時にモレスクmauresque(moresque)と別称される。…
※「ラファエリスク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」