世界大百科事典(旧版)内のラマザーンの言及
【断食】より
…アラビア語でサウムṣawmという。ムハンマドはメディナへのヒジュラの直後,ユダヤ教徒の制度にならってアーシューラーを断食の日と定めたが,バドルの戦の後,ラマダーンRamaḍān月(9月,ペルシア語ではラマザーンRamaẓān,トルコ語ではラマザンRamazan)を断食の月とした。イスラム教徒はこの1ヵ月間,日の出から日没までいっさいの飲食を禁ぜられ,つばを飲み込むこと,喫煙,性交,意図的射精も許されない。…
※「ラマザーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」