ラ・リュー,P.de(読み)らりゅー

世界大百科事典(旧版)内のラ・リュー,P.deの言及

【ルネサンス音楽】より

… デュファイに続く世代からはオケヘムやオブレヒトなど個性の強い作曲家たちが現れ,ルネサンス風対位法のさまざまな可能性が試みられたが,やがてフランドル楽派の手により通模倣様式が確立されるに至った。その最も模範的な例としてはジョスカン・デ・プレのミサ曲やモテットを挙げることができるが,ほかに代表的作曲家としてはイザーク,コンペールLoyset Compère(1450ころ‐1518),ピエール・ド・ラ・リューPierre de La Rue(1460ころ‐1518)らが重要である。また一方,この時代には個性ある地方的世俗曲の台頭がみられ,イタリアのフロットラ,ドイツのリート,スペインのビリャンシーコなどはそのよい例といえよう。…

※「ラ・リュー,P.de」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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