世界大百科事典(旧版)内のラング撚りロープの言及
【ワイヤロープ】より
…さらにストランドロープをつくるには,図3-bに示すように,ロープとストランドと反対方向に撚る普通撚りと,両者を同一方向に撚るラング撚りとがある。ラング撚りロープは柔軟性があり,外層素線の外部との接触面積が大きく,耐摩耗性に優れるので元来動索に用いられているが,反面,撚りが戻ったり形くずれを起こすおそれがあるので,構造部材には取り扱いやすい普通撚りを用いる。
[撚り方と強度]
ワイヤロープの各素線はらせん形をなし,互いに密着しているため,ロープ全体に張力を加えると各素線には引張り以外のいろいろな応力が付加的に発生する。…
※「ラング撚りロープ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」