ランゲンデイク,P.(読み)らんげんでいく

世界大百科事典(旧版)内のランゲンデイク,P.の言及

【オランダ文学】より

… 続く18世紀の詩人,作家はこぞってフォンデルなどの先人の作品,とくにフランスの古典主義の模倣と追従に終始して,文学活動は著しく沈滞した。しかしそのなかで,モリエールにならったランゲンデイクPieter Langendijk(1683‐1756)の喜劇《結婚詐欺》(1714),イギリスのJ.アディソン,スティールを手本としたエッフェンJustus van Effen(1684‐1735)の随筆《オランダのスペクテーター》(1731‐35),2人の女流作家ウォルフBetje Wolff(1738‐1804)とデーケンAagje Deken(1741‐1804)の共同執筆による書簡体小説《サラ・ブルヘルハルト》(1782)などが注目を引く。また,フランス革命の影響によるオランダのフランス服属という民族受難のこの時期(1795‐1813)に,抒情詩《祈り》(1796),戯曲《フローリス5世》(1808)などを書いたビルデルデイクは,オランダ・ロマン主義の先駆として重要な役割を演じた。…

※「ランゲンデイク,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android