ランドアート(その他表記)land art

世界大百科事典(旧版)内のランドアートの言及

【アメリカ美術】より

…60年代後半から美術概念が飛躍的に多極化し,美術を物質と人間のかかわりの原点にまで還元しようとする概念芸術(コンセプチュアル・アート)の出現以来,さまざまな実験が繰りひろげられた。オッペンハイムDennis Oppenheim(1938‐ ),スミッソンRobert Smithson(1938‐73),クリストなどのランド・アートLand Artは,砂漠や海岸などを造形の場に選び,クローズChuck Close(1940‐ )らのスーパーリアリズムも出現する。さらに表現そのものを拒否するものから,D.フレービンなどの蛍光による純粋視覚の試み(ライト・アート)まで多岐をきわめたが,70年代後半からエネルギーを失い,80年代初めに表現主義的な〈ニュー・ペインティングNew Painting〉が登場したが,新しい突破口にはなっていない。…

※「ランドアート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android