世界大百科事典(旧版)内のランバートの法則の言及
【吸収】より
…媒質中における吸収の減衰定数に吸収係数がある。光については,入射光の強度をI0として,光が媒質中を距離x進行したときの光の強度Iは,I=I0exp(-αx)で表され(ランバートの法則Lambert’s law),定数αを吸収係数と呼んでいる。また真空中の光の波長をλとしたとき,k=αλ/4πで表されるkを消衰係数という。…
【光吸収】より
…上式を積分し,x=0における入射光のエネルギーをE0とすれば,log(E0/E)=kd,またはE=E0exp(-kx)の関係が得られる。この関係はドイツのランバートJohann Heinrich Lambert(1728‐77)が確立したもので,光の吸収に関するランバートの法則と呼ばれる。ここでxを試みに1/kとすれば,E=E0/eとなり,すなわちエネルギーは初めのエネルギーE0の1/eとなる。…
※「ランバートの法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」