世界大百科事典(旧版)内のランブイエ侯夫人の言及
【サロン】より
… フランスでの起源は,宗教戦争(1562‐98)の惨禍を忘れようとしたアンリ4世の宮廷にあるといわれるが,その背後にはルネサンス以後の我の自覚,自由検討の精神,女性の地位の向上などがうかがえよう。しかし,最初のサロンと称しうるのは,ランブイエ侯夫人カトリーヌ・ド・ビボンヌCatherine de Vivonne(1588‐1665)が1610年ころルーブル宮殿の近くにあった自邸で開いたものである。リシュリュー,コンデ大公,コルネイユらを常連としたこのサロンは,約半世紀の間繁栄した。…
※「ランブイエ侯夫人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」