世界大百科事典(旧版)内のリクルートコスモスの言及
【リクルート事件】より
…情報関連企業のリクルート社が,株式譲渡の形で政・官・財界要人に巨額の贈賄を行った大疑獄事件で,1988年(昭和63)に発覚した。リクルート社は1984年12月,子会社のリクルートコスモス社の未公開株約125万株を79名に,86年7‐9月には同76万株を65名に譲渡し,同株の店頭公開(1986年10月)直後の値上がりにより受領者側が合計66億7000万円の利益を得たとされ,その額はロッキード疑獄(ロッキード事件)の3倍にのぼる。 リクルート社は1977年〈《就職情報》〉,80年〈《とらばーゆ》〉を発刊して情報企業として成長したが,さらに82年,社長江副浩正のもとでニューメディア事業への進出を図った。…
※「リクルートコスモス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」