世界大百科事典(旧版)内の《リシダス》の言及
【ミルトン】より
…彼は自己の使命が一流の大詩人になることにあると確信していた。作品としては《快活の人》《沈思の人》のようなみずみずしい牧歌的抒情にあふれたものもあるが,友人の死をいたんだ牧歌風哀歌《リシダス》には,抒情を貫いて,当時のイギリスの宗教界の腐敗に対する痛烈な風刺が見られる。また仮面劇《コーマス》にも,ピューリタンらしい強い倫理観が支配している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」