世界大百科事典(旧版)内のリネア・デ・デマルカシオンの言及
【トルデシーリャス条約】より
…93年5月4日,教皇は大教書〈インテル・ケテラ〉を発布した。それによると,アゾレス諸島とベルデ岬諸島西方100レグア(1レグアは約5.6km)の地点を通って南北両極に向け大西洋上に観念的な線(分割線(リネア・デ・デマルカシオン))が引かれ,その西方地域がスペインの領域とされた。さらに同年9月の大教書〈ドゥドゥム・シクイデム〉で教皇はスペインにインドへの航海権を認めるなど,全面的にスペインを支持する立場を明らかにした。…
※「リネア・デ・デマルカシオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」