世界大百科事典(旧版)内のリヒター,H.W.の言及
【47年グループ】より
…第2次世界大戦終結の翌年にミュンヘンで創刊され,若い世代の主張を伝えた《ルーフDer Ruf(叫び)》誌(1946‐47)がその前身になる。占領政策への批判的発言などのため同誌が発禁措置を受けたとき,編集者リヒターHans Werner Richter(1908‐93)は新たな文学雑誌を企画し,志向を同じくする作家らを招いて,各自持参の原稿を朗読し討論を交わす集りを催した。雑誌は実現しなかったが,朗読と相互批判のための泊り込みの会合は毎年(初期は2回,56年から1回)続けられ,第1回集会の年1947にちなむ呼名がしだいに定着した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」