世界大百科事典(旧版)内のリビエール事件の言及
【黒旗軍】より
…しかしソンコイ川を通じての中国交易はフランスの求めるところであり,73年黒旗軍はハノイ占領中のM.J.F.ガルニエを破って殺し,83年にはリビエールを戦死させ,トゥドゥック(嗣徳)帝から嘉賞された。しかしリビエール事件はフランスの北部介入と清仏戦争を招き,黒旗軍は清将唐景崧の率いる中国正規軍とともにしばしばフランス軍を破ったが,85年両広総督張之洞の要請により中国に帰国して解散した。日清戦争後の96年に劉永福は再度黒旗軍を組織して台湾に渡るが,大きな反日勢力とはなりえなかった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」