世界大百科事典(旧版)内のリピドAの言及
【細菌毒素】より
…菌体内毒素とは,細菌が破壊または溶解したときに出現してくる毒素であり,菌体外毒素とは,細菌が菌体外に産生・放出する毒素である。 菌体内毒素は,菌体の破壊によって放出される菌体の構成成分であり,リピドAと呼ばれる脂質を主体とするリポ多糖体である。この毒性高分子物質は,多くのグラム陰性菌の菌体の細胞壁の構成成分となっている。…
【リポ多糖】より
…グラム陰性菌のリポ多糖は,またその内毒素の本体でもあり,注射によりショックや発熱をひき起こす。毒性を担うのは,リピドA lipid Aと呼ばれる脂質部分である。【村松 喬】。…
※「リピドA」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」