世界大百科事典(旧版)内のリプトン,T.の言及
【イギリス】より
…このような巨大な富の流入,自由貿易と輸送革命がもたらした豊富かつ低廉な輸入食糧,労働者階級の実質賃金の上昇によって,大多数のイギリス人の消費生活はこの時代に質量ともに格段に向上した。パン,ビスケット,チョコレート,ビール,缶詰,冷凍食品,セッケン,タバコ,衣服,靴などの生産技術の進歩,トマス・リプトンに代表されるチェーンストアの登場,幼児死亡率の低下などがそれを物語っている。
[戦間期における産業構造の転換]
1913年,第1次大戦前のイギリスは,工業覇権を失っていたが,なお世界最大の工業製品輸出国であり,世界最大の対外投資国であり,世界最大の商船隊をもち,大英帝国という最大の帝国の支配者として君臨していた。…
※「リプトン,T.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」