世界大百科事典(旧版)内のリマーニュの言及
【アリエ[川]】より
…西側のマルジェリッド山地とオーベルニュの火山地帯に多くの支流をもつ。クレルモン・フェランをその西端とするアリエ川沿いの低地は肥沃で,リマーニュと呼ばれ,農業(小麦,トウモロコシ),牧畜(肉牛,豚)が盛ん。リマーニュ北端のビシーは第2次大戦中臨時政府がおかれた都市で,ミネラル・ウォーターや温泉地で名高い。…
【オーベルニュ】より
…酪農品としては,牛の乳からつくるカンタルやサン・ネクテールなどのチーズが名高く,ロクフォールと似た風味のブルー・ドーベルニュもよく知られている。もっとも,オーベルニュ地方にも平地がないわけではなく,特に中心都市クレルモン・フェランから北に広がるリマーニュ盆地やアリエ川の流域は,古くから豊かな穀作地帯として知られていた。山地に比し人口密度も高く,経済的には重要な役割を果たしていたことを忘れてはならないだろう。…
※「リマーニュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」