世界大百科事典(旧版)内のリンク機構の言及
【リンク装置】より
…ミシンの踏板の動きが針に伝えられて針に上下運動をさせたり,自転車のブレーキレバーの動きがブレーキシューやブレーキ帯の動きに伝えられるのも,すべてこのような剛体(細長い棒の形が多い)が連結された機構の利用によるものである。この例のように,数個の剛体を回転自在のピンで結合して,各部分の動きと位置が一義的に決まるような運動(これを拘束された相対運動という)を行うようにした機構を一般にリンク装置またはリンク機構といい,その構成要素をリンクあるいは節と呼ぶ。リンクは引張力および圧縮力のいずれに対しても剛性をもっており,運動の伝達はかなり自由な方向に行うことができ,結合部の摩擦を小さくすることも比較的容易であるため,伝える力の大きさに比べ全体の構造が軽くなる。…
※「リンク機構」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」