世界大百科事典(旧版)内のリーティ派の言及
【カービヤ】より
…これらの理論書はカービヤの特徴や欠点(ドーシャ)を論じ,詳細,煩雑な規定を設けて作品を束縛し,表現の技巧・工夫に腐心させた。カービヤはこのように修辞・技巧に重きをおいたが,一方において詩の本質についても探究し,アランカーラ(修辞)派,リーティ(文体)派,ラサ(情緒)派,ドゥバニ(暗示)派などがそれぞれ詩の本質を主張して学派をなした。カービヤはしばしば宮廷詩とよばれるが,これは文芸作家の多くが国王の庇護をうけて宮廷詩人となっていたからで,本質的な名称ではない。…
※「リーティ派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」