世界大百科事典(旧版)内の《ルアング王の三界経》の言及
【トライプーム】より
…タイのスコータイ朝のリタイ王が,王子時代の1345年にタイ語で著した仏教宇宙論。《三界論》あるいは《ルアング王の三界経》として知られ,三界とは仏教にいう欲界,色界,無色界を指す。その内容は寺院壁画や俚諺を通じて広く親しまれ,19世紀末にいたるまでタイ民衆の仏教知識の中核をなしていたが,近代的な仏教教育の普及に伴い,その影響は失われた。…
※「《ルアング王の三界経》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」