ルカー(読み)るかー

世界大百科事典(旧版)内のルカーの言及

【どん底】より

…〈かつて人間であった人々〉,元旅役者,元男爵,泥棒,浮浪者など社会の下層の人間たちが住みついている簡易宿泊所が舞台である。ここに姿を現した巡礼ルカーは,生きる希望もない零落した人々に同情し,ひとりひとりに安らぎの言葉を与え,救済の幻影で慰める。若々しい希望を実らせるかに見えた泥棒ペーペルと非道な経営者の妻の妹ナターシャとの愛は破滅し,ルカーが去った後,一同はまたもとの虚脱におちいる。…

※「ルカー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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