ルシタニア号撃沈事件(読み)るしたにあごうげきちんじけん

世界大百科事典(旧版)内のルシタニア号撃沈事件の言及

【第1次世界大戦】より

…4月6日のアメリカの参戦について,ドイツの潜水艦戦に対する人道的理由からか,あるいはまた英仏両国への借款を確保しようとするアメリカ資本の要求にこたえる経済的理由からか,そのいずれが真の動機であったかについて論議がある。確かに1915年5月7日のルシタニア号撃沈事件以来,アメリカの世論はドイツの非人道性に対する激しい憤懣(ふんまん)を高め,実際に断交は17年1月31日にドイツが通告した無制限潜水艦戦開始の通牒を契機として実施された。またW.ウィルソン大統領としては,増大していた英仏借款によるアメリカ資本擁護の問題も無視できない立場にあった。…

※「ルシタニア号撃沈事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む